ブリティッシュ・ブルーズの父

エリッククラプトン氏にエレクトリックギターを持たせた人物

平成最後の年になりましたが、皆さまにとってどんな年になるでしょうか。
また、どのような年月でしたでしょうか。
年号が変わっても、皆さまにとって素敵な年になりますように。

そんな折、エリック・クラプトン氏の来日公演が行われますね。昨年公開されたドキュメンタリー映画「エリック・クラプトン〜12小節の人生」をご覧になった方々もいらっしゃるのではないでしょうか。壮絶な人生とブルーズへの敬愛を感じられる作品でした。

作品の中でもヤードバーズやクリームなどのバンド活動やソロとしての活動に触れられていましたが、エレクトリック・ギターを手にしたときの事はあまり描かれていなかったように思います。神様と呼ばれる氏が衝撃を受け、これからはエレキだと思ったのはブリティッシュ・ブルーズの父と呼ばれるアレクシス・コーナー氏のライブを観てからだそうです。

アレクシス・コーナー氏は60年代初頭にシリル・デイヴィス氏と世界初の白人エレクトリック・ブルーズ・バンド、ブルース・インコーポレイテッドを結成し、ロンドンのジャズクラブなどでライブを行っていました。このバンドのメンバーは多数いらっしゃいますし、彼らのライブを観に集まった方々も後のブリティッシュ・ロックに名を馳せるアーティストでした。チャーリー・ワッツ氏、ジャック・ブルーズ氏、ブライアン・ジョーンズ氏など多数がメンバーとして参加していました。そして、ミック・ジャガー氏やキース・リチャーズ氏も彼らのライブを観ていたそうです。

世界初の白人のエレクトリック・ブルーズ・バンドが結成されたのがアメリカではなくイギリスだった事に驚きを感じませんか?アメリカからイギリスへと渡ったブルーズは、イギリスのトラディショナルなフォークなどのフィルターを通してブリティッシュ・ブルーズとなり、エリック・クラプトン氏など多くのアーティストによってブルーズ・ロックへ確立されたと言えるのではないかと思います。

映画を見逃した方はサウンドトラックが発売されていますし、アレクシス・コーナー氏のブルーズ・インコーポレイテッドのファーストアルバム「R&Bフロム・ザ・マーキー」も2月末に発売予定ですので興味がある方はぜひお聞き下さい。

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Written by Keiji Yoake
2019.02.21. (Thu) 17:30 | ミュージック | page top↑