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リネン - 人類最古、そして最強の天然繊維

肌触りが良く、吸水性、発散性ともに優れており、春夏の衣料として好まれる麻。

数十種に及ぶ麻の中で、最高級に位置するリネン(亜麻)。

人類が使い始めてからおよそ一万年、リネンは人類最古の繊維と言われています。

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(紀元前305~30年代のエジプトのリネン。ミイラを巻く包帯として使用されていたもの。リネンの原料、フラックスの収穫の図)

その耐久性を裏付けるものとして、古代ギリシャの鎧、リネンキュラッサがあります。
地中海という温暖な地で長時間の戦いを余儀なくされる古代ギリシャ人は、重く、熱伝導性の高い金属製に代えて「布製の鎧」を開発しました。

リネンを膠(にかわ)で12層ほどに貼り合わせた素材は厚さ1cmに満たずとも、通気性、柔軟性に優れています。青銅製の鎧に比べ超軽量なので、10kgもある盾と槍を装備したホプライト(歩兵)にとって、大変実用性のあるものでした。
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耐久性のあるリネンは繊維の中心が空洞となっており、水分を含むとさらに強度が増します。
そのため、水しぶきのかかる海上戦でも有利だったと言われています。

紀元前336年頃から、東方遠征によって空前の大帝国を建設したマケドニアのアレキサンダー大王。
長期に渡り、彼の身を護っていたのもリネンキュラッサでした。
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ウィスコンシン大学のリサーチチームによるリネンキュラッサの強度の実験。


人類最古、そして最強の繊維、リネン。
その着用法やデザインは時代とともに形を変え、語り継がれてきました。

シャツやジャケットなどの日常着となった今も、変わらぬ着心地の良さと耐久性は、現代の戦士、冒険家達に夢を与えてくれることでしょう。
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2016.07.19. (Tue) 17:20 | ・NIGEL CABOURN | comments (0) | page top↑
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