シリーズ[マンソン豆知識]第3集 2種のレザーと守りぬかれる伝統製法

「服をつくる為の布」からつくるナイジェルと
「靴をつくる為の革」からつくるレッドウィング。
素材と製法への飽くなき探求という共通点が
マンソンB5チャッカをこの世に送り出した。

今シリーズ第1集ではブーツの誕生秘話、そして
第2集ではその形の由来をお届けしてきた。
最終回のテーマは素材と製法に拘り続ける姿勢。
これを抜きにして2社のコラボレーションは
成り立たなかったのだから最重要とも言えよう。

早速だが、以下の写真の小さな紙を覧頂きたい。
左右2枚共に検品責任者の名前が記してある。
(左:Tamara氏、右:Romualdo氏)
最高品質のブーツの製造においての最終工程、
検品に至るまで気を抜かない意志がそこにある。
レッドウィング社ならではの拘りの一つだ。

20171208135549181.jpeg

S.B.フット社はレッドウィング社の所有する
唯一のタンナリー(革をなめす工場)である。
丁寧に、正確に、時間をかけてなめされていく革。
染色から仕上げまでの様々な工程を、技術責任者、
マスタータンナーが司るのがこの会社の伝統だ。
主に加工されているステアハイド(肉牛の皮)は、
ワークブーツに相応しい強さ、滑らかさを持つ。

(S.B.フットタンナリーの様子 - a video from http://www.redwingshoes.com)


マンソンB5チャッカに使われている革は2種。
ラフアウトレザーとフルグレインレザーだ。

201712091224563d9.jpeg2017120912245417f.jpeg
(写真左:ラフアウトレザー、右:フルグレインレザー)

毛羽立った繊維層を表側にしたスエードレザー。
その中でも革の銀面を裏側に残したものを
ラフアウトレザーと呼ぶ。耐久性は非常に高い。
銀面と比べ、野外の環境でも傷つきにくいからだ。
粗々しく無骨な風合いが何とも味わい深い。

2017120912260711f.jpeg201712091226056b9.jpeg

革の銀面とは、なめされる前は肌面であった場所。
それを残し、なめすとフルグレインレザーになる。
革の表面に人工的な処理が施されていない分
本来持つシワや傷も味わいとして楽しめる。
耐久性と通気性に優れ、ワークブーツに最適だ。

2017120912245390f.jpeg201712091224577de.jpeg

レッドウィング社には半世紀以上変わらない
伝統技術がある。グッドイヤーウェルト製法だ。
1920年代のピューリタンミシンを今も使い、
ソールの張替ができるこの製法を堅く守っている。
独自のダブルステッチ、トリプルステッチには
ピューリタンステッチという愛称が付いている。
靴のインソールにはレザーとコルクが使用され、
履きこむ度に足にフィットしていく設計だ。

( レッドウィング工場内の様子 - a video from http://www.redwingshoes.com)


誰にも何十年経っても、末永く付き合いたい物や事がある。
それを愛着が湧く、といってもいいのだろうか。
5年、10年、20年先も貴方の生活の一部になっていてほしい、
そんな両社の思いがここまでの拘りの原動力となっているのだ。

(詳細、購入は以下のリンクをクリック。別ウィンドウが開きます。)
<RED WING x NIGEL CABOURN - MUNSON B5 CHUKKA> <レッドウィング x ナイジェルケーボン − マンソンB5チャッカブーツ 2017年秋冬>¥55,000 + Tax

関連記事

2017.12.08. (Fri) 19:00 | ・NIGEL CABOURN | comments (0) | page top↑
Prev | Top | Next

Comments

post a comment

管理者にだけ表示を許可する