<BITESIZE NIGEL: 二口目>ナイジェル&リッカルド、運命の出会いからリミテッド・エディション3の生地作りまで

こんにちは。
突然の暑さと黄砂のダブルパンチでくしゃみが止まらない滝本です。

英国には中世ごろから「くしゃみをすると魂が抜ける」なんて迷信がありまして。
その名残りか、どこかしら人のいる所でくしゃみをすると、“Bless you (神のご加護を = お大事に)!”という言葉がすかさず飛んで来ます。
見知らぬ人間同士でも言い合えるってのは、優しいお国柄ですね。くしゃみをしている英国人を見かけたら、言ってあげて下さい、「ブレス・ユー」と。

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ちょいと脱線しましたが前回に引き続き、デザイナー、ナイジェル・ケーボン氏の素顔をバイトサイズ(一口サイズ)でお届けしたいと思います。

今回登場するのは、リミテッド・エディション3を作るにあたってナイジェル氏が選んだパートナー、リッカルド氏。情熱を武器に、夢という名の布を織る、イタリア屈指の繊維会社リリア社創立者であります。

このリッカルド・ブルーニ氏、幼少時代にあるカリスマ機織り職人に憧れ、若くして生地作りの世界に足を踏み入れました。険しい道のりを経て2002年リリア社を創立して以来間もなくナイジェル氏と出会います。それはフランスで毎年開催される繊維の展示会、プルミエール・ヴィジョンでのことでした。
夢のようなテキスタイルを紡ぎ出すのに必要なのは、愛と自由、そして情熱という信条を持つリッカルド氏との出会いを、ナイジェル氏は運命的だったと言います。

以下ナイジェル氏談 (LE3ブックより一部翻訳、引用)
「僕らはファブリックと色が大好きで、ヴィンテージウェアに深い興味を持っていたからすぐに打ち解けたんだ。リッカルドは英語を話さなかったし、僕もイタリア語が喋れなかったにもかかわらずね!彼と一緒にヴィンテージショッピングに行った時は言葉の壁なんか感じなかったよ!マーケット(市場)の商品を参考に、作りたい色を見せ合ったりしたんだ。例えば僕がコレクションで特殊なヴィンテージ・レッドを使いたいとしよう。その時は市場に売っている赤い灯油缶をいくつか比較して色を決めるんだ。リッカルドとの対話は本当に楽しくて、僕らは笑ってばかりいたよ!僕が気に入ったヴィンテージアイテムと彼が好きなものはほとんどかぶっていたよ。でも、僕が好きなのはそのアイテムのデザインで、リッカルドのお気に入りポイントはその生地なんだ。そのうち僕らは、コラボレーションのために同じヴィンテージアイテムをシェアすることにした。でもお金を出し合って買ったアイテムの最終的な所有権をめぐって度々大喧嘩もしたんだよ(笑)!」

大きな少年が2人いますね(笑)。
まるで大事なおもちゃの取り合いのようですが、こんなに人間的で素直なところがやっぱりナイジェル氏らしさなのかな、と思います。

以上、リミテッド・コレクション3の生地ができるまでの1エピソードでした。

本物を創るための情熱は、言葉も国境も越えて結びつく!

やっぱりファッキン・クールです、ナイジェル氏 (とリッカルド氏も勿論
)!

昭和生まれのデッドストック、SAE TAKIMOTOがお送りしました。
次回もお楽しみに!
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2018.05.25. (Fri) 18:28 | ・NIGEL CABOURN | comments (0) | page top↑
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