タグ表記には何が書かれている?

ご覧になったことがありますか?

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ネイバルダンガリー 10oz ジャパニーズデニムのエプロンに付けられたタグです。

「ミルスペック」という言葉を耳にされたことはないでしょうか。米国防総省の厳格な基準を定めた仕様書に基づきコンストラクター(委託製造会社)が備品番号を付けて管理されて各軍に採用され、兵士達に支給しているのです。その備品番号が古くはスタンプでしたが1960年代頃からタグを縫い付けるようになりました。そこにはサイズや物品名、発注番号、使用素材、製造メーカー、取り扱いの注意書きなどが記載されています。

それをモデルにして付けられたのがこのタグです。
まずは「ALLIED FLIGHT/DECK CREWMAN'S」とは、戦闘機(航空機)の誘導(陸上、甲板上)担当者用オーバーオールとなります。
続いて「FIBRE CONTENT」とは繊維含有率で綿100%です。
ビンテージでもよく見られるのが「CONTRACT NO」です。これは発注番号になりますので、発注(製造)された年が記載されます。「DLA100」の後に記載されている「88」が発注年となります。ちなみに「DLA」とは「国防兵站局」の意味でこの部分は年代や契約機関によって変わります。
次の「SIZE」はまさにサイズですが、通常はその物品そのもののサイズが記載されますが、こちらはユニセックスで42から56まで製造していることを意味しています。
さらに「STOCK NO」が物品番号になります。
最後の「NAME OF CONTRACTOR」が製造メーカーとなりライブロの製造ということです。
赤いライン以下は取り扱いに関する記載で、30度以下の水で洗濯し、漂白剤は使用せず、自然乾燥させてくださいとなります。もしくは架空のクリーニング会社に連絡してくださいということになりますでしょうか?

これでお気づきになりましたか?
そうなんですどこにも通称、普段使っている物品の商品名は記載されないのです。あくまでもどういう時(あるいは職務)に着用するものかを記載しているだけだったりします。

こうしたタグにもミリタリーウェアの奥深さやナイジェル氏のユーモアが込められています。

By Riku Henmi
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2020.01.10. (Fri) 18:02 | ・NIGEL CABOURN | page top↑